（写真は、保守系メディアのインタビューで「温暖化プラス論」を論じる、エネルギー長官に指名されたクリス・ライト氏）

 

　 トランプ米次期政権のエネルギー長官に指名され、同政権の気候・環境政策のカギを握るキーマンの1人とされるクリス・ライト（Chris Wright）氏の「温暖化プラス論」が関心を集めている。同氏は、「温暖化のウソ」を明言する否定論者ではなく、化石燃料によるCO2排出の増加により温暖化が起きていることは認める。その一方で、温暖化によって農業生産性が高まり、低温での凍死等のリスクも減る等の温暖化のプラス面を強調する立場だ。ただ、米エネルギー業界ではエクソン・モービルなどの大手石油会社はこうした主張に眉をひそめている。ライト氏が属するシェール業界と、大手エネルギー業界とのエネルギー業界内でのスタ……

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