HOME |監査法人を監督する米独立機関の「PCAOB」。トランプ次期政権で証券取引委員会(SEC)に吸収論が再浮上。SEC委員長候補のアトキンス氏と効率化推進のマスク氏の両方が標的に(RIEF) |
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  2000年代初めのエンロンやワールドコム事件で発覚した会計スキャンダルへの対策として設立されたPCAOB(Public Company Accounting Oversight Board  :  米国公開会社会計監視委員会)がトランプ次期政権発足に伴って、大改革もしくは廃止の可能性が浮上している。PCAOBを監督する立場にある証券取引委員会(SEC)の委員長候補のポール・アトキンス(Paul Atkins)氏が過去にPCAOBを批判していたことに加え、イーロン・マスク氏の「政府効率化省(DOGE)」の標的になるとの観測も出ている。しかし投資家からはPCAOBの存在が希薄になると、再び米企業の信用問題が高まる可能性があるとの懸念も出ている。

 

 PCAOBは、エンロン事件やワールドコム……

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