
(写真は、地球温暖化対策推進本部を開いた石破首相)
政府は27日、官邸で第52回地球温暖化対策推進本部を開催、パリ協定に基づき改定を求められている2035年度の「国が決める目標(NDC)」を2013年度比で60%削減とすることを決定した。同時に、同目標に加えて40年度の削減目標を73%減(同)とすることを盛り込んだ地球温暖化対策計画案を了承した。今後、パブリックコメントを経て、年度内に正式決定する。日本の新NDC目標を、EU等が基準とする90年度比で求められる水準として評価すると「64%減」となり、政府目標はそれよりも4%「緩い」ことになる。先進7か国(G7)の中では、カナダの45~59%削減(2005年比)に次ぐ低い目標水準にとどまる。
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