EUの欧州委員会は、サステナブルファイナンスプラットフォーム(PSF)がまとめたタクソノミー「2.0」の分類案として、新たに、リチウム、銅、ニッケル等の重金属の採掘事業や、タイヤ製造業等の追加案を公表した。重金属類は、いずれも電気自動車(EV)等の蓄電池事業等の拡大を見越したもの。タイヤ製造はタイヤの磨耗と走行距離を測定する適切な方法がないとして、これまで見送られていた。提案によると、対象となるリチウム等の鉱山開発・製造事業の基準は、持続可能な経済活動の下流利用に限定されるべきであり、海底採掘や石炭、褐炭、原油/石油または天然ガスの採掘、泥炭の採掘は除外すべき、としている。
今回のタクソノミー見直しは、現行のタクソノミーの有効性を高めつつ、その複雑性を軽減する改定を行うことで、タク……
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