
EU欧州委員会の気候変動担当欧州委員のウープケ・ホークストラ(Wopke Hoekstra)氏=オランダ選出=は、EUが2026年に導入を決めているカーボン国境調整メカニズム(CBAM)について、EU内の輸入業者らから手続きの簡素化や、輸入業者の優先認定制度の導入などの緩和措置の要望が高まっていることを受け、同制度の手続きの柔軟化を検討する考えを示した。
ホークトスラ氏は16日にブリュッセルで欧州議会議員団と会談し、欧州産業界からの緩和要求を検討する姿勢を示したと報道された。CBAMは、EU域内の温室効果ガス(GHG)排出規制が強化されることに伴い、EU企業が規制の緩い海外に工場等を移すカーボン・リーケージを防ぐため、EU市場と同等程度の排出規制をとっていない国からの輸入品に対して、……
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