HOME |米連邦準備理事会(FRB)、中央銀行・金融当局で構成する「金融システムのグリーン化ネットワーク(NGFS)」から離脱。「気候リスク」から距離。トランプ次期政権に配慮か(RIEF) |
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   米連邦準備理事会(FRB)は17日、各国の主要中央銀行・金融監督当局で構成する「金融システムをグリーン化するネットワーク(NGFS)」から脱退したと発表した。NGFSは気候リスクが金融機関経営や金融システム等に及ぼす影響を分析・検証するなどの作業を、自主的に実施する任意の国際団体だが、シナリオ分析などのモデル化を打ち出すなどで、実質的な各国金融当局の気候政策を担ってきた。FRBは元々、同活動に積極的ではなかったが、週明けに発足するトランプ次期米政権に配慮する形で、同団体の活動とは一線を引く判断をしたとみられる。

 

 NGFSも同日プレスリリースを発表、「NGFSは、この『有志連合』からの(FRBの)脱退という決定を遺憾に思うが、尊重する」との声明を公表した。加えて「FRBは、NGFS……

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