タイが年内に、国内でのカーボンクレジット市場を導入する。現在、同国では企業ベースで自主的なクレジットの売買が行われ、一部は周辺のインドネシア等との間でも売買が行われているとされる。しかし、現状はクレジットの供給過多の状態で、価格は低迷している。このため、適正な市場価格での取引が進むよう、公的な取引市場の整備が求められている。タイ証券取引所が新たなプラットフォームを運営するとみられる。

 

　各紙の報道によると、タイではすでに民間企業ベースで、カーボンオフセット取引が行われている。Bloomberg NEFのデータによると、タイ国内では、2016年から24年10月までの間に約350万㌧のクレジットが購入された一方で、同じ期間に約2050万㌧のクレジットが創出されたとしている。この供給過剰状態……

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