2024年のEUでの太陽光発電の発電量が初めて石炭火力発電を上回った。すでに風力、水力は石炭を上回っており、再エネ発電が全発電量に占める割合は47.4%と半分近くを占め、過去最高になった。EUの発電部門からのCO2排出量は2007年をピークに毎年減少しており、24年はピーク時の半分以下に削減された。輸入化石燃料への依存度も減少し続けている。資源大国でないEUが政策主導で推進してきた「欧州グリーンディール(EGD)」の成果といえる。
日本政府が昨年末に公表したエネルギー基本計画案では、シナリオごとに、石炭・ガスの化石燃料火力発電と、再エネ発電、原子力の各電源の将来予測が分かれており、主軸となる電源をどこに置くのかが不明瞭だ。ただ、化石燃料、原子力等の輸入燃料依存型の構造は変わっていな……
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Research Institute for Environmental Finance