米証券取引委員会(SEC)のマーク・ウエダ(Mark T. Ueda) 委員長代理は11日、SECが昨年3月に採択した気候変動開示規則は現在、訴訟を提起され裁判所で審理中だが、訴訟進行の一時停止を裁判所に要請するようSEC事務方に指示したと明らかにした。同規則をめぐる訴訟は、共和党系主導の州当局や企業・経済団体等から提起され、前バイデン政権下でのSECは規則の有効性を強調して対立してきた。だが、トランプ大統領が指名した次期SEC委員長のポール・アトキンソン(Paul Atkins)氏も規則の撤回を求める姿勢を明確にしており、ウエダ氏の指示により、同規則はSECが事実上、「敗訴受け入れ」の形で決着するとみられる。
ウエダ氏はSECのコミッショナー(委員)の1人で、共和党選出。2022年……
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