
中国は2日、英ロンドン市場で同国として初となるグリーン国債を発行した。同国債は3年物と5年物のオフショア人民元建てで、発行額は60億人民元(約8億2500万㌦=約1230億円)。投資家に対する事前の利回りの設定は、前者が2.3%前後、後者が2.35%前後とした。投資家の入札額は370億元(50億㌦)を超え、グリーニアム(グリーン性のプレミアム)がついたとみられる。
グローバルなグリーンボンド市場は、トランプ米政権が反ESGキャンペーンを継続していることから、第一四半期の米国市場では同ボンドの発行が1件のみになるなど、逆風が吹いている。これに対して中国は再エネ投資や電気自動車(EV)製造等で、2030年にCO2排出量をピークアウトさせ、2060年にネットゼロを実現する目標を堅持しており……
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