HOME4.市場・運用 |EU欧州議会、サステナビリティ関連の報告義務簡素化の「オムニバス法案」を採択。成立へ。CSRDの開示は2年遅れ、CSDDDは1年遅れに。企業の開示負担を軽減し、競争力強化に力点(RIEF) |
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  EUの欧州議会は3日開いた本会議で、欧州委員会が提案した企業サステナビリティ報告指令(CSRD)などの複数のサステナブルファイナンス関連法制度を包括的に簡素化する「オムニバス・パッケージ」法案を賛成多数で承認した。すでにEU加盟国で構成するEU理事会は承認しており、改正法案の成立が決まった。焦点となっていたCSRDの適用時期は現行の2026年より2年後の2028年に、また「企業サステナビリティ・デュージェリエンス指令(CSDDD)」は同2027年以降から1年後の28年以降に、それぞれ先送りされる。米国では証券取引委員会(SEC)が気候情報開示規則を取り下げており、EUは米国の動きを踏まえながら、開示時期の先送りを軸に、企業の競争力強化のため、開示負担軽減を進める。

 

 仏ストラスブール……

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