HOME4.市場・運用 |東電CDS、東証社長発言で社債保証コストが1000bp台に拡大 (Bloomberg)口軽男 |

東電CDS、東証社長発言で社債保証コストが1000bp台に拡大 (Bloomberg)口軽男

2011-06-07 01:19:16

ボク、ちょっとしゃべりすぎかな(?)斉藤惇東証社長
6月6日(ブルームバーグ):6日のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、東京電力の社債保証コストが過去最高値を更新した。東京証券取引所グループの斉藤惇社長が、東電の再建は法的整理によるものが望ましいとの見解を示した、と一部報道で伝えられたことに反応した。

  複数のトレーダーによると、東京電力の5年物は1150ベーシスポイント(1bp=0.01bp)で取引され、これまでの過去最高値950bpを上回った。4日の朝日新聞のウェブマガジンによると、東証グループの斉藤社長は、東電の再建は法的整理によるものが望ましいとの見方を明らかにした。

一方、枝野幸男官房長官が6日午後の会見で、東電の法的整理は避けなければならないと指摘すると、東電の気配値は縮小。CMAの東京時間6日午後3時半時点の気配値は、買いが976.5bpに対して売りが1167bpとなっている。

日本の投資適格級発行体で構成するマークイットiTraxx日本指数のシリーズ15は126bp、126.5bp、127bp、127.5bp、127bpで取引が確認された。構成銘柄である東電の社債保証コストの大幅拡大につられ、前週末の気配値中値に比べ最大で2.5bp拡大した。