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グリーンボンド・リグテーブルで野村が三位に(FGW)

2013-05-02 22:22:09

nomuralogo
nomuralogo世界銀行などの国際公的金融機関が発行している温暖化対策資金の新たな調達手段であるグリーンボンドの引き受けランキングで、日本の野村証券が3位につけている。

国際金融筋によると、世銀や世銀グループの国際金融公社(IFC)などが最近、積極的に発行しているグリーンボンドの引き受け金融機関ランキング(2011-13年)で、発行総額は42億3900万㌦で、このうち引き受け主幹事トップはスウェーデンのSEB。3年間で10億㌦をアレンジした。第二位はJPモルガン(9億6500万㌦)、第三位が野村証券(4億3500万㌦)。

日本勢では8位に大和証券(2億2600万㌦)が入っている。世銀等のグリーンボンドの購入層では日本の個人投資家が国際的に有名。「ウリダシ(売り出し)」という言葉が、この市場で通用するほど。

発行体では、今年になって10億㌦規模の債券発行に踏み切ったIFCがトップで総額16億6800万㌦、次いで世銀本体の9億8300万㌦、韓国輸出入銀行の5億㌦となっている。購入顧客層のウエイトから言えば、日本勢が野村と大和しか引き受け主幹事にランクインされていないことは、やや物足りないともいえる。