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原賠機構、初の政府保証債発行 11月に3000億円、資金繰り安定へ (各紙)しかし、国債増加に拍車

2013-09-23 00:27:42

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gennshiryokubaishoukikouh_image各紙の報道によると、政府の原子力損害賠償支援機構は11月に初の政府保証付き債券を発行する。発行額は総額3000億円。機構の資金調達はこれまで1年以下の借り入れだったが、長期の債券への振り替えで資金繰りが安定する。ただ、政府保証付きのため、国全体では国債増額と同じ評価を受ける。


 機構が発行を予定しているのは2年債と4年債でそれぞれ1500億円。原賠機構は2011年9月に官民の折半出資で設立され、福島第1原子力発電所で事故を起こした東京電力が被災者に賠償する資金を援助しているほか、12年には東電の財務基盤を厚くするため1兆円を出資した。




 賠償援助の元手は国の交付国債だが、出資の元手は民間金融機関から借り入れた1兆円。うち5000億円は12月に返済期限が来るため、一部を計3000億円の債券に振り替えるという。政府保証付きのため金利は国債並みに低く抑えられるが、その分は国債と同じく国の債務となる。発行金利は銀行や証券会社が参加する入札で10~11月に決める。原賠機構は14年にも債券を発行する方針だ。
























回号 入札予定日 発行予定日 年限 発行予定額
第1回債 10月25日(金) 11月6日(水) 2年債 1,500億円
第2回債 11月12日(火) 11月19日(火) 4年債 1,500億円

 

http://www.ndf.go.jp/capital/ggb/ggb_index.html