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世界有数の資産運用会社、ブラックロックが代替エネルギー分野投資を強化

2011-03-07 20:01:18

世界有数の独立系資産運用会社のブラックロックは、代替エネルギー開発のNTRplcと戦略的提携を結び、新たな代替エネルギー発電投資チームを立ち上げた。豊富な投資資金を持つ運用会社と、代替エネルギー技術と経験を持つ環境ビジネスの組み合わせとして注目される。

　ブラックロックの公表によると、新投資チームはBlackRock Alternative Investors(BAI)投資プラットフォームに置かれる。BAIは現在、1100億㌦の資産を世界中の代替投資戦略に投じている。NTRは米欧での大規模な風力発電や太陽光発電のインフラ投資で実績を誇る。新チームのトップはNTRのCEOであるジム・バリーが担う。2010年の代替エネルギー発電市場は、過去最高の資金流入となっており、一時の低迷から完全に脱している。ブラックロックの同市場への本格参入は、環境金融市場の活性化につながるとみられる。

　ブラックロックは、北米、南米、欧州、アジア、オーストラリア、中東に顧客を持ち、世界25カ国に拠点を構えている。グローバルな社員数は9,100名超。2010年12月31日現在、同社のグローバル・ベースの運用資産額は3.56兆ドル(約289兆円)にのぼり、運用対象は、株式、債券、キャッシュ、オルタナティブ、不動産、アドバイザリー戦略と多岐にわたっている。

http://www2.blackrock.com/content/groups/global/documents/literature/blk_est_renewable_power_inv_ca.pdf