HOME |米カリフォルニア大学 年金・寄付金等の運用資産から 石炭・オイルサンド関連株を全部売却。地球温暖化研究の理論と実践の一致。日本の大学はどう?(RIEF) |
UCキャプチャ

  米国で最大規模の大学の一つである米カリフォルニア大学(UC)は、大学の寄付金と年金の運用先から、石炭・オイルサンド関連産業の株投資をすべて引き揚げた、と発表した。

 

 売却した株は2億㌦分(約240億円)。すでにここ数カ月の間に、徐々に売却し、完了したという。売却は大学理事会で決定された。地球温暖化を加速するCO2排出量の多い石炭とオイルサンドの関連企業株を投資ポートフォリオから除外するという決断だ。

 

 同大学はカリフォルニア州オークランドに本部を置き、同州全体に10のキャンパスを展開する総合大学。UCバークレイ校など有名校が含まれている。学生総数は23万8000人を抱える。運用資産規模も980億㌦(約12兆円)と巨額だ。ノーベル賞受賞者は61人を数える。

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