10月のグローバル市場でのグリーンボンド発行額が、月単位では今年最高の約60億㌦(約7200億円)に達する見通しとなった。
今年のグリーンボンド発行規模は、年初は、昨年の3倍増の1000億㌦規模を期待されていた。昨年が一昨年比で3倍増だったことから、地球温暖化の進展と、各国で再生可能エネルギーやエネルギー効率化等の対策が広がっていることを受け、同様の3倍規模の資金需要が見込まれるとの期待からだった。
しかし、年前半までは比較的順調なボンド発行がみられたものの、7月(17億㌦)、9月(7億8000万㌦)と低迷、現時点では、3倍増どころか、前年並みの水準にも達していない。市場ではCOP21での国際合意の模様眺めの雰囲気が漂っていた。
ところ……
申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。