HOME |米・カナダ首脳会議 石油・ガス開発からのメタン排出規制で合意。新設設備だけでなく、既存設備も対象。2025年に40~45%削減。北極圏の開発と保全でも協調体制へ(RIEF) |
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  米国のオバマ大統領とカナダのトルドー首相は先週ワシントンで会談し、環境問題を中心として両国間の協力関係を強化することで合意した。主な合意点は、気候変動問題、北極圏の保護と開発の新たなスタンダード作り、さらに石油・ガス生産から発生からメタンガス対策の3つ。

 

 メタンガスは地球温暖化の促進物質でもある。温暖化効果はCO2の20倍以上ともいわれる。米、カナダは、ともに国内に石油・ガスの生産拠点を抱えており、それらの掘削、輸送パイプライン、貯蔵等の各段階でメタンガスの漏洩問題が発生している。

 

 このため、すでに米国は、新設の石油・ガス設備からのメタン排出量を2025年には2012年比で40~50%削減(2012年比)する規制案を決めており、カナダもこの米国規制と同……

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