世界保健機関(WHO)は15日、2012年に大気や水、土壌の環境汚染を原因とする「不健康な環境」による死者数が世界で推定約1260万人に上ったとの報告書を発表した。同年中の死者4人に1人は、環境汚染が原因で死んだことになる。WHOは各国政府に対策を急ぐよう呼び掛けている。
報告書は「健康な環境によって病気を防ぐ:環境リスクによる病気負担についてのグローバル評価」と題するもの。2006年の前回の発行から10年ぶりとなる。
それによると、環境汚染のうちでも、大気汚染(たばこの間接喫煙を含む)を主因とする非伝染性の病気(NCDs)による死者数は820万人にのぼった。環境悪化による死者のほぼ3分の2が、大気汚染を原因とした脳卒中、心臓発作、がん、慢性呼吸器……
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