HOME11.CSR |南アフリカの石炭火力発電向け事業で、三菱重工と日立製作所の“足並み”に乱れ。日立の「外国贈賄事件」も関係(RIEF) |
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 三菱重工業と日立製作所が二人三脚を組んだ「三菱日立パワーシステムズ(MHPS)」の足並みが微妙だ。日立による南アフリカでの石炭火力発電向け事業が“亀裂”の要因だ。同案件で日立は、外国贈賄で米証券取引委員会(SEC)に摘発されている。

 

 三菱重工は9日、日立に3790億円の支払いを請求したと発表した。理由は、南アで日立が手掛けてきたMedupiとKusileの二つの石炭火力発電向けボイラー事業。同事業は、2014年のMHPS発足で、資産として新会社に移管された。だが、赤字工事等の追加損失分として、三菱側が日立に支払いを求めた形だ。

 

 両社の間で支払額の交渉が続いてきたが、金額で合意できないことに業を煮やした三菱側が、請求額を外部公表した。これに対して日立側は「……

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