HOME |米国のエネルギー関連部門からのCO2排出量、過去10年で12%減少。石炭火力から天然ガス火力への燃料転換の成果、着実に表れる(RIEF) |
USCO2キャプチャ

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 米国のエネルギー産業のCO2排出量が2015年は10年前に比べて12%減と、着実に低下していることがわかった。オバマ政権が推進してきた石炭火力発電への規制と、天然ガス使用増加の影響が顕著に表れた形だ。  

 

 10年間のインフレを調整すると、米国のGDPは15%増加している計算になることから、経済が拡大する中で12%のCO2削減を達成したことになる。GDP一単位当たりでみると、10年前に比べてエネルギー使用量は15%減、CO2排出量は23%減となる。

 

米エネルギー情報局(US Energy Information Administration:EIA)によると、2015年のエネルギー関連のCO2排出総量は52億7100万立方㌧で、このうち電力産業のCO2排出量は37%……

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