国際再生可能エネルギー機関（IRENA）は25日、再生エネ関連産業で働く人が2015年には世界全体で810万人に達したと発表した。前年より5％増。日本も太陽光発電分野の雇用増で、全体で38万8000人の雇用があり、「雇用増が顕著な国の一つ」と評価されている。

 

　再エネ事業以外に、大規模な水力発電事業には世界で130万人が従事している。自然エネルギー全体の雇用規模でみると、1000万人台に近づいていることになる。

 

　　IRENA事務局長のAdnan Z. Amin氏は再エネ雇用増の理由として、「再生エネ技術のコスト低下と、各国での再エネ支援の政策的な後押しが影響している」と指摘している。さらに各国は、昨年12月に地球温暖化対策の新たな国際枠組みの「パリ協定」で……

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