世界銀行は、温室効果ガスを削減するために各国が導入している排出権取引とカーボン税による政府の2015年の収入規模が、260億㌦(2兆8600億円)と前年比60%増と、急増したことを明らかにした。
排出権取引とカーボン税を合わせた「カーボン価格付け市場」の2015年の規模は、500億㌦(5兆5000億円)になっている。
2015年は、12月にパリで開いたCOP21での国際合意(パリ協定)が焦点となり、グローバルな地球温暖化対策が現実化する流れの中で、市場メカニズムを活用した排出権取引制度の新規導入が広がった。
世銀によると、2015年中に新たにカーボン価格付け政策を導入、あるいは宣言したのは、韓国(排出権取引……
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