HOME8.温暖化・気候変動 |国際エネルギー機関(IEA) パリ協定の「2℃目標」達成のため、途上国・新興国の都市化対策がもっとも効果的。「2016年エネルギー技術展望」で指摘(RIEF) |
IEAキャプチャ

 

 国際エネルギー機関(IEA)は、パリ協定で国際合意した「2℃目標」を達成するための、もっとも費用対効果の高い温室効果ガス削減策として、都市部の低炭素化をあげ、とりわけ途上国や新興国の都市対策の重要性を指摘する報告書をまとめた。

 

 「2016年エネルギー技術展望」と題した報告書で、IEAは都市の低炭素化対策を促進することが、もっとも費用対効果の優れた削減策全体の3分の2を占めると指摘した。

 

 IEA事務局長のFatih Birol氏は「都市は現在、世界の人口の半分が集中しているが、エネルギー需要でみると世界の3分の2が都市部に集中している。そのエネルギーセクターからのCO2排出量は世界の70%を占める。したがって、都市部のエネルギー対策を集中的に行なうことが効……

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