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東京証券取引所のインフラファンド市場、「タカラレーベン・インフラ投資法人」が第一号上場。太陽光発電を対象(RIEF)

2016-06-02 13:47:44

takararebenキャプチャ

 

 東京証券取引所が設立したインフラファンド市場の第1号上場案件として、マンション分譲のタカラレーベンが設立した投資ファンド「タカラレーベン・インフラ投資法人」が2 日、上場した。対象物件は大規模太陽光発電(メガソーラー)事業。

 

 東証のインフラファンド市場は、昨年4月に開設された。今回、1年強を経て、ようやく第1号のファンド上場ができたことになる。上場された「タカラレーベン・インフラ投資法人」では、保有するメガソーラー発電の電力会社への売電収入から経費を差し引いた資金をファンドの投資家に還元する仕組みだ。http://rief-jp.org/ct4/59998

 

 ファンドの基準価格の初値は10万9900円。初値に基づく分配金利回りは約5%。買い人気が強く、終値は12万3900円だった。同ファンドはこれまでタカラレーベンが開発してきた太陽光発電所を全国約10カ所で稼動させている。上場で得た資金は新たな施設取得に回すという。

 

 同ファンドは上場に際して、「地球にやさしい持続的な環境づくりに貢献することを基本理念とし、自然エネルギーの活用を通じて価値を創造し、地域社会における雇用創出及び社会経済の発展、地球温暖化対策並びにエネルギー自給率の向上に寄与することを目指す」とのコメントを発表した。

 

 インフラファンドの運用資産に組み込まれるインフラ資産の比率は70%以上と定められ、純資産総額は10億円以上、上場投資口数4000口以上、投資主数1000人以上などの上場審査基準が定められている。ファンド自体は、株式と同様に、証券会社の窓口やインターネット証券のウェブサイトで1口から売買できる。

 

 タカラレーベンの投資ファンドの場合、上場後最初の決算期となる16年11月期では、株式投資の配当にあたる1口当たりの分配金を2981円にする計画という。

 

http://www.jpx.co.jp/equities/products/infrastructure/issues/

http://www.tif9281.co.jp/pdf/top/etc_02.pdf