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バフェット氏のバークシャーが人材募集―ワード・エクセル必須(WSJ)

2011-12-08 22:16:03

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世界で最も著名な企業の1つが、信頼のおける口の堅い人材を本社で募集している。 ビジネス専門の米ソーシャル・ネットワーキング・サイト(SNS)、リンクトインに6日に投稿されたメッセージによると、米著名投資家、ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイの投資チームが、電話応対やメールの整理、スケジュール調整をしてくれるエグゼクティブ・アシスタントを探している。

マイクロソフトの表計算ソフト「エクセル」と文書作成ソフト「ワード」の知識が必須だ。さらに「積極的で、チーム志向的なアプローチができること」とリンクトインに掲載された募集案内にはある。

 「極めて機密性の高い情報を扱うことができる人」ともあるが、バフェット氏の投資に対する投資家の利害を考えれば、控え目過ぎる言い方かもしれない。

 バフェット氏は、巨大な複合企業、バークシャーをネブラスカ州オマハ本社の最小限のスタッフだけで運営していることで知られている(昨年の年次報告書によると、本社の人員は21人)。しがたって、採用されれば間違いなくバフェット氏と共に過ごす機会があるだろう。

 バフェット氏自身は既に数名のアシスタントを抱えている(それらアシスタントに人材募集の真偽を確認したが、すぐに回答は得られなかった)。募集案内の文面からすると、バフェット氏に直接付くのではなく、最近採用された2人のポートフォリオ・マネジャー、トッド・コームズ氏とテッド・ウェシュラー氏付きのアシスタントになる可能性がある。

 応募者は大勢いそうだ。ディールジャーナルに今回の人材募集の件を教えてくれたバークシャーに投資しているアルキトス・キャピタル・マネジメントのスティーブン・キール氏は次のように話す。「あの会社なら給料をもらうどころか、カネを払ってでも働きたいという人がいるだろう」

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http://jp.wsj.com/Finance-Markets/node_357166/?nid=NLM20111208