金融安定理事会(FSB)のマーク・カーニー議長は、FSB傘下の気候関連財務情報作業部会(TCFD)がまとめた最終報告を、今週末にドイツ・ハンブルグで開くG20(主要20カ国)首脳会議でどう扱われるかについて、「(コミュニケ等に盛り込まれなくても)問題はない」との見解を述べた。
英環境金融誌が報じた。TTCFDの作業は、英国と中国がG20の議長の際、FSBに検討を指示したテーマで、今回の最終報告はその答えを出した形だ。ただ、産業・企業が抱える気候変動リスクとオポチュニティを財務情報と同様に共通的に開示するという報告の内容に対して、温暖化対策に逆行する姿勢を打ち出しているトランプ米政権が賛同しないとの観測が流れている。
カーニー氏(英イングランド銀行総裁)は……
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