一般社団法人環境金融研究機構 | Research Institute for Environmental Finance: RIEF

　アウトドア・ブランドの「ザ・ノース・フェイス」を展開するゴールドウイン（東京都渋谷区）が東京都内の4直営店を、グリーン電力証書を活用した100％自然エネルギーの電力での運営に切り替えた。グリーン電力は、長野・駒ヶ根市の「ネクストエナジー・アンド・リソース」の「グリーナでんき」を活用する。アウトドアの自然派のお店だけに、お客さまも納得。

　ゴールドウインが導入したのは、ネクストエナジー社の「GREENa RE100プラン」。固定価格買取制度（FIT）の自然エネルギー電力を供給するとともに、「グリーン電力証書」も適用することで、100％自然エネルギーを実現する電力プラン。

　ゴールドウインの導入店舗は東京都内の「STANDARD二子玉川」、「KIDS 原宿店」、「STANDARD」、「GRAVITY HAKUBA」の4カ店。すでに11月から順次導入を進めている。

　同社は、これまでも毎年、アースデイアクション（地球のことを考えて行動する日）としてグリーン電力を購入してきたが、これを年間を通じて行うことで、継続的なCO₂排出量の削減に取り組む姿勢を表明する。同時に、お店で働くスタッフの環境配慮意識の向上を目指す。

　ネクストエナジー社は、今年年2月から今回のプランを、環境配慮意識の高い企業を中心に提供している。同プランの他、自然エネルギー（FIT電気）とJ-クレジットをミックスしたプランもあるという。

　グリーン電力証書は、太陽光、風力、バイオマス、小水力、さらに地熱などの自然エネルギー（再生可能エネルギー）での発電によって得られる「環境価値」を、電力とは別に、証書として販売するもの。購入者は購入した証書が保証する自然エネルギー発電を利用したことと同じ扱いを受ける。

https://www.goldwin.co.jp/tnf/whatsnew/the-north-face-4greengreena.html