英議会の環境監査委員会(EAC)は、国内の25の主要年金に対して、気候変動リスクの情報開示を求めた金融安定理事会(FSB)の気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)勧告にどう対応しているかを問う質問状を送った。年金基金等では環境リスクに関連する受託者責任(フィデシャリー・デューティー)を限定的に捉える傾向があることを踏まえ、直接の質問状で投資方針を聞きただす形だ。
ESCが直接、質問状を送付したのは、BT年金、RBSグループ年金、大学退職年金(USS)、鉄道年金、ロイズ銀行年金、フォード年金など。合計の運用資産額は5550億ポンド(約82兆7000億円)。質問状はESC議長のMary Creagh議員名で、先月末に送付され、回答期限を今月28日までとしている。
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