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グリーンボンドのISO規格化作業、専門委段階から委員会段階へ移行。3分野に分けて規格化目指す(RIEF)

2018-05-30 14:48:28

ISOキャプチャ

 

 グリーンボンドの国際規格化の作業を進めている国際標準化機構(ISO)の14030規格化の作業は、このほど、専門委員会作成のドラフト案を上部の委員会が賛成多数で承認、委員会段階(CD)に移行した。承認された案では、グリーンボンド規格を3つのパートに分けて整理している。

 

 CD段階に移行した案は、グリーンボンドの基本原則等を規定したパート1のほか、個々のグリーンプロジェクトを網羅したパート2(Taxonomy)、グリーンボンドの「グリーン性」を検証するパート3(検証)に分かれている。それぞれの内容、構成については、今後、委員会段階で調整を重ねるので、まだ最終決定ではない。

 

 規格案を3部構成にしたのは、温室効果ガス(GHG)の妥当性認証で、組織検証、プロジェクト検証、検証機関審査・認定の規格を決めた、14064-1、同-2、14065と構成が似ている。委員会案の概要、今後の方向性の見通し等については、6月1日に開くRIEF勉強会で解説する予定。http://rief-jp.org/event/79291?ctid=32