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格付投資情報センター(R&I)、グリーンボンドのアセスメント提供に加え、セカンド・オピニオン事業にも進出。9月から(RIEF)

2018-08-15 23:29:52

RIキャプチャ

 

  格付投資情報センター(R&I)は、グリーンボンドの第三者評価ビジネスとして、これまで実施してきた「R&Iグリーンアセスメント(R&I GBA)」の提供に加えて、新たにセカンド・オピニオンサービスも提供すると公表した。9 月3 日から実施する。

 

 グリーンボンドの第三者評価の手法には、格付評価によるアセスメント手法と、コンサルなどによるセカンド・オピニオン、基準提供元による認証(サーティフィケーション)、監査法人系による認証など複数の方法がある。

 

 このうちR&Iはこれまで、アセスメント手法のR&I GBAを通じて、グリーンボンドによる調達資金の使途が、環境問題の解決に資するグリーン事業に投資される程度を事前に評価する意見を提供してきた。国際的な市場基準である「グリーンボンド原則(GBP)」の 4基準(調達資金の使途、プロジェクトの評価 と選定のプロセス、調達資金の管理、レポーティング)に、R&I独自の評価力で発行体の環境活動を評価する5つの 視点で判定している。

 

 実際のグリーンボンドの第三者評価では、格付機関によるアセスメント手法とともに、環境コンサルによるセカンド・オピニオンを両方取得するケースが多い。 セカンドオピニオンは、発行体が定めるグリーンボンドのフレームワークがGBP等に沿った債券等であるかを、評価する仕組み。

 

 ただ、両評価はともにGBPへの適合性を最優先しており、重複する部分も少なくない。そこで、R&IはR&I GBAのオプションサービスと して、同社自身がセカンドオピニオンを提供することで、同社単独で一貫した第三者評価サービスを提供できる体制を整えた。

 

 オプションによるセカンド・オピニオンの提供については、ニュースリリースの際に、グリーンボンドのフ レームワークの概要やGBP等への適合性の評価等を、従来よりも明瞭な形での表示を行う、としている。

 

 R&Iはこれまで、野村総合研究所、戸田建設、三菱地所、日本リテールファンド投資法人 等のグリーンボンド発行に際して、R&I GBAによるアセスメント評価を与えている。

 

https://www.r-i.co.jp/info/2018/08/info_20180815_jpn.pdf