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トヨタファイナンス、来年1月にグリーンボンド発行。ハイブリッド車等の低炭素車向けローン等の回収・保証業務等のリファイナンス資金に充当。発行額未定(RIEF)

2018-12-06 21:57:45

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 トヨタグループ傘下のトヨタファイナンス(名古屋市)は、トヨタ自動車のディ―ラーがハイブリッド車(HV)や燃料電池車(FV)などの販売金融のリファイナンス資金調達のため、来年1月に国内市場でグリーンボンドを発行する。トヨタグループでは、これまで北米の金融子会社が2004年以降、毎年グリーンボンドを発行してきたが、国内でグループ企業が発行するのは今回が初めて。

 

 トヨタファイナンスのボンドは償還期間5年、1月の発行予定。発行額はそれまでに投資家等の反応をみて決定する方向。資金使途は、最大直近2年以内に取り扱ったハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車 (PHV)、燃料電池車)FCV)向けのオートローン等の債権のリファイナンスに充当する。対象となる車種は次の通り。

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 共同主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券、野村證券、みずほ証券の3社。グリーンボンドの発行支援を行うグリーンボンド・ストラクチャリング・エージェントは、三菱UFJモルスタが務める。

 

 ボンドの適格性については、格付投資情報センター(R&I)が最上位評価「GA1」の予備評価を付与するとともに、市場ベースの国際基準である「グリーンボンド原則(GBP)2018」等への適合を評価するセカンドオピニオンを提供した。

 

 同社は、トヨタ系ディーラーが供与する割賦販売/リース契約に基づく回収・保証業務を軸に事業展開している。環境面では、トヨタグループの掲げる低炭素車の普及を販売金融事業で支援する役割を担っている。

 

  トヨタはこれまで、米国の「Toyota Motor Credit Corporation (TMCC)」が北米市場で販売したHV等に付与した自動車ローンやリース債権を対象とした資産担保証券(ABC)型のグリーンボンドを2004年に発行して以来、ほぼ毎年、欧米市場でのリファイナンス資金の調達でグリーンボンドを発行している。国内市場、円建てでの発行は今回がグループとして初となる。

https://www.toyota-finance.co.jp/newsrelease/detail.php?id=1913