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日立キャピタル、100億円のグリーンボンド発行へ。太陽光、風力等の再エネ事業をファイナンス。2017年の中国向けボンドに次ぐ2回目。国内公募は初めて(RIEF)

2019-02-04 20:57:41

hiatchicapital2キャプチャ

 

  日立キャピタルは、発行額100億円のグリーンボンドを国内市場で発行する。調達資金は子会社が開発している太陽光発電、風力発電等の再生可 能エネルギー発電事業に充当する予定。期間5年。発行時期は未定。

 

 日立キャピタルは、2017 年 12 月に、中国事業のの財務統括会社である香港子会社のHitachi Capital Management (China) Ltdが、日系企業としてアジアで 初めての外貨建てグリーンボンドを発行している。今回は二回目の発行で、円建てとなる。

 

 調達資金のうち、約4割を子会社が新規開発する再エネ事業の設備購入として貸し付ける。同社と日立製作所が岡山県新見市で建設した発電量36MWのメガソーラー事業の設備購入費等に充当する。残りの約6割は、茨城県や千葉県等で手掛けてきたメガソーラー事業等のリファイナンス資金に充てる。

 

 ボンドのセカンド・オピニオンはESG評価会社のサステナビリティクス社と、格付投資情報センター(R&I)が国際市場基準のグリーンボンド原則(GBP)への適合性を認めて付与した。R&Iはグリーンボンドアセスメントの予備格付でも最上位(GA1)を付与した。

 

 引き受け主幹事は、三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券のほか、 野村證券、みずほ証券、SMBC日興証券、大和証券、BNPパリバ証券の6社。

 

  日立キャピタルはグループとして、「2016~2018 年度中期経営計画」で太陽光・風力等の再エネ発電事業の推進を掲げている。今年度までの累計発 電容量 500MW を目指している。2017 年度の開発事業による年間 CO2削減効果は、一般 家庭の約 9 万世帯、約 23 万人分の排出量と等しい約 20 万㌧に相当するとしている。

 

http://www.hitachi-capital.co.jp/hcc/newsrelease/2019/20190204.pdf