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野村證券と野村総合研究所が、国内のSDGs債インデックスを共同開発へ。秋にも公開(RIEF)

2019-04-18 15:51:11

nomuraキャプチャ

 

 野村證券と野村総合研究所(NRI)は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に関するパフォーマンスやリスク要因を評価に加えたインデックス「NOMURA-BPI SDGs債(仮称)」を共同開発すると公表した。国内市場でグリーンボンドやサステナビリティボンド等の発行が増えてきたことに対応し、SDGs債(ないしESG債)の基準を示すことを目指す。

 

 野村證券は、1986年に開発した国内公募固定利付債券の流通市場全体の動向を示すNOMURA-BPI(野村ボンド・パフォーマンス・インデックス)指標を公表している。新たなSDGs債指標は、このサブインデックスとして位置付けられる。

 

 国内のグリーンボンド債市場は昨年は発行件数で、前年の9件を上回る33件に、発行額も発行額も8割増の4848億円と、5000億円に迫る規模となった。今年に入ってからも、債券市場環境が悪いにもかかわらず、順調な発行が続いている。

 

 こうしたESG債市場の拡大を受けて、今般、NOMURA-BPIを土台として「NOMURA-BPI SDGs債(仮称)」を開発するための共同研究を開始した。新インデックスでは、NOMURA-BPIの構成銘柄を母集団とし、その中から一定のルールに基づいてSDGs債を選定し、その投資パフォーマンスを算出する。

 

  NRIがSDGs債の判定やデータを提供し、野村證券金融工学研究センターのインデックス業務室が指数を開発する。指数値は今年秋に野村證券の証券市場インデックスウェブサイトに掲載する予定。

 

https://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20190417/20190417.pdf