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日経グループのQUICK、欧州ESG評価会社のアラベスクと提携。ESGビッグデータのAI分析情報を機関投資家等に提供ビジネス展開へ(RIEF)

2019-06-11 08:16:31

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 日本経済新聞グループのQUICK(東京)は、ESGのビッグデータをAI分析する手法を開発しているドイツのESG評価会社Arabesque S-Ray社(アラベスク)とパートナーシップ契約を締結したと公表した。アラベスクが日次で算出する、ESGスコア、国連のGC(グローバルコンパクト)スコア、これらの詳細データ等を、機関投資家や事業会社等に提供するビジネスを展開する。

 

 アラベスクは、78カ国の上場企業約7,250社(日本企業は約570社)の公開情報と、世界170カ国の3万以上のビッグデータからESG評価の元となる200項目を超えるデータを自動収集し、AIで独自のスコアリングするシステムを開発している。

 

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 スコアリングでは、ESGスコアのほか、国連グローバルコンパクト原則に基づくスコア(GCスコア)も算出、提供している。スコアには、対象企業の日々のESGへの取り組みを反映するとともに、市場による各企業のESG評価のコンセンサスを取り入れているという。

 

 QUCKはアラベスクのサービスは、機関投資家にとって、ESGファンドの組成・運用、アルファ戦略、保有銘柄の日々のESG評価チェック、企業とのエンゲージメントなどに活用できる、としている。

 

 また金融機関の場合は、ESG評価を組み込んだ投融資の判断や、アナリストによる企業リサーチに活用できる。事業法人は、自社および他社のESG評価を日々、定量的に把握・分析し、戦略的な情報開示や企業価値の創造に役立てることが可能になる、と説明している。

 

https://corporate.quick.co.jp/2019/06/news/press/5461/