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オリックス不動産投資法人(J-REIT)、グリーンボンド発行に向けグリーンファイナンスフレームワーク設定。グレードアップ工事も対象に(RIEF)

2019-06-13 18:28:55

Orix2キャプチャ

 

 J-REIT(不動産投資信託)のオリックス不動産投資法人は、保有物件を対象としたグリーンボンド発行のため、グリーンファイナンス・フレームワークを設定した。対象となるグリーン適格資産のうち、ボンドやローンなどでファイナンスしているグリーン適格負債額のファイナンスに活用する方針。

 

 グリーンボンドの発行額、発行時期等は公表していない。設定するグリーンファインナンス・フレームワークは国際資本市場協会(ICMA)のグリーンボンド原則(GBP)、およびローン市場協会(LMA)等によるグリーンローン原則(GLP)に適合したグリーンファイナンスを設定、評価、管理を行なうとしている。フレームワークについては日本格付研究所(JCR)の最上位格付け(Green 1(F)」を取得した

 

 対象となる資産は、同投資法人の保有資産全体の109件(取得価格6635億円)のうち、金額ベースで約3分の1に相当する25件(2454億円)分。これらの物件の取得費用や、適格クライテリアを満たすための改修工事費用等に充当するとしている。該当するグリーン適格負債額は1049億円で、グリーンボンド、グリーンローンでの調達額は、同負債額を上限とする。

 

フレームワークの対象資産と負債
フレームワークの対象資産と負債

 

 適格クライテリアを満たす資産については、LEED認証のSilver、Gold、Platinumの上位ランクのほか、CASBEEのB+以上、日本政策投資銀行のGreen Building認証、BELS認証などを満たすものとする。「適格クライテリアを満たす改修工事」は、グリーン適格資産のランクを1段階以上改善することを目指す工事などを対象とする。

https://www.orixjreit.com/file/news-ef888d03f908ef3c20a4ce50cec98386826056dc.pdf

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