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東京都職員共済組合、初のESG投資ファンド設定、ESG均等型、「働き易さ」重視型、環境重視型の3ファンド。総額110億円(RIEF)

2019-10-18 10:48:16

tokyousai1キャプチャ

 

 東京都職員の年金積立金を運用する東京都職員共済組合 は、持続可能な社会の実現に取り組む企業への投資を強化するESG 投資を開始した。同共済は総額約5500億円を運用しているが、そのうちESG投資に当面、3ファンド、合計110億円を設定する。

 

 同共済がESG運用に取り組むのは初めて。共済は都と23 区等に勤める職員を対象としている。ESG投資ファンドは、公募によって、アセットマネジメントOne、野村アセットマネジメント、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの3社を選定、それぞれに国内株式ファンドの運用を委託した。

 

 各ファンドは、①ESG モデルを活用し、環境(E)、社会(S)、企業統治(G)を均等に評価して投資 企業を選定するタイプ②「働きやすさ」という社会性(S)のテーマに優れた企業に投資するタイプ③Eを高く評価した企業を中心に投資するタイプ、の3タイプに分かれる。

 

 委託先の選定では、28事業者(38ファンド)から応募があった。今後、3ファンドの運用成果を踏まえて、ESG運用規模の拡大も検討するとしている。

 

https://www.kyosai.metro.tokyo.jp/data/20191015_esg.pdf