OECDに属する年金監督当局の国際組織である「International Organisation of Pension Supervisors (IOPS)」は、年金基金や資産運用機関がESGを投資戦略に統合するうえでの監督当局向けのガイドラインを公表した。①ESG要因の統合は受託者責任(FD)と整合させる②ESG要因を別扱いせず、他の重要な経済要因と同様に評価する③年金等はESGをどう自分の投資戦略に統合しているかを監督当局に報告するーーなど10の項目を提示している。
IOPSは各国の年金監督当局に対して、傘下の年金基金や資産運用機関が、安定的な年金受給を果たせるよう、年金システムの効率……
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