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豊田通商グループ、再エネ100%の「RE100電気」を水素ステーションに供給。間伐材等利用のバイオマス発電電力を供給。名古屋市に第一号オープン(RIEF)

2019-12-18 00:07:15

toyotatushoキャプチャ

 

 豊田通商は再生可能エネルギー100%の電気を、水素ステーションに供給を始めた。グループ傘下のエネ・ビジョン(名古屋市)がバイオマス発電による再エネ100%電力を、名古屋市中心部にある名古屋熱田水素ステーションの運営会社に提供する。同ステーションは再エネ100%の電力で運営されることになる。

 

 (写真は、「RE100電気」で運営される名古屋市熱田水素ステーション)

 

 エネ・ビジョンが「RE100電気」を供給する水素ステーションは、同じ豊田通商グループの豊通エア・リキードハイドロジェンエナジー(同)が運営する。「RE100電気」はステーションで使用する照明、設備運営に使われる。

 

 

 エネ・ビジョンのバイオマス発電は、従来は廃棄していた森林の間伐材や建設廃材などを燃料、ガス化、発酵させる等の方法によって発電する仕組み。森林資源の豊富な島根県と愛媛県に、それぞれ自前の発電所を運営している。

 

 名古屋熱田水素ステーションは名古屋中心部の商業用水素ステーションで、2015年に完成した。水素供給は、外部から調達した水素を利用する「圧縮水素オフサイト方式」を採用。日本エア・リキード(東京都)が技術・設備管理および安全管理を、豊田通商が経営と管理業務を、豊通エア・リキードハイドロジェンエナジーが事業運営を行っている。

 

 豊田通商は「今後もグループ間のシナジーにより、CO2排出量削減に貢献することで、低炭素化社会の実現に向けた取り組みを推進していく」とコメントしている。

https://www.toyota-tsusho.com/press/detail/191202_004518.html