HOME8.温暖化・気候変動 |欧州議会、欧州中央銀行(ECB)の量的緩和策等の政策評価に気候変動要因を盛り込むよう求める決議採択。ECBのポートフォリオ資産からの高カーボン資産の漸進的減少も(RIEF) |
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 欧州議会は、欧州中央銀行(ECB)の本年に実施する予定の金融政策戦略の評価の柱に、気候変動への対応を盛り込むことを求める決議を採択した。ECBの政策運営上の資産から高カーボン資産を徐々に減らすことの確約も求めている。決議は賛成452vs.反対142の大差で採択された。

 

 ECBを「グリーン化」する決議は、先週採択された。賛成票は党派を問わず広く集まり、反対票には極右議員らが含まれていたという。決議にはECBに対する法的な拘束力はない。しかし、欧州議会議員の8割近くが、金融政策運営に気候リスクを考慮することに賛成したことは、強い政治的シグナルとなる。

 

 ECBは11月に予定される国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)の開催前に、……

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