欧州委員会は、欧州グリーンディール政策(EGD)の柱の一つとなる「エネルギーシステム統合戦略」を公表した。2050年のCO2排出量ネットゼロに向けて、エネルギー効率化を加速する政策の軸となる。循環型エネルギー、再エネ利用拡大、クリーン燃料への移行の3点を柱とし、このうちクリーン燃料移行では、「水素戦略」を同時に発表した。日本の経産省は、超々臨界圧石炭火力発電(USC)の維持を改めて打ち出すなど、化石燃料依存の姿勢を崩していないが、EUはエネルギーの完全クリーン化を目指す。
(写真は、「エネルギー統合戦略」と「水素戦略」を発表する欧州委副委員長のティメルマンス氏)
欧州委員会が8日公表した「エネルギーシス……
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