HOME |バングラデシュ、石炭火力発電事業計画を大幅見直し。再エネ等と比べコスト高に。計画中29基のうち26基の建設可否を検討へ。日本関連事業も含む(RIEF) |
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 世界中で石炭火力発電からの離脱が進んでいるが、途上国のバングラデシュの電力エネルギー担当閣僚が、現在、計画中の29基の石炭火力発電所の90%に相当する26基について、建設するかどうかの見直しをする考えを表明した。見直しの理由は、石炭火力発電のほうが再生可能エネルギー発電等よりもコストが高い経済的理由が最大という。日本では途上国向け石炭火力発電の制限議論をしているが、肝心の途上国側で「脱石炭火力」が進む形だ。

 

 同国の電力・エネルギー・鉱業資源大臣のNasrul Hamid氏が、最近開いたウェビナーで発言した。「現在建設中の3基は続ける。だが、全体で40GW~41GWの発電計画のうち、石炭火力は8分の1の5GWだけ」と述べた。そのうえで、「われわれは石炭火力中心の発電事業から、どうすれば……

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