EUがサステナブルファイナンスの軸とするタクソノミーでの対立が表面化した問題で、欧州委員会主導での調整が進んできたようだ。同委はこのほど、加盟国に対し、タクソノミーの線引きについての各国判断を示すよう要請した。天然ガス等の扱いで各国や業界団体のロビー活動が、タクソノミー案を歪めたとの反省から、各国が政治判断より科学ベースの判断に立つことを求める内容という。同委の対応を受けて、タクソノミーづくりを担当する「サステナブルファイナンスプラットフォーム(PSF)」から一時的に離脱していたNGO等も復帰を明言しているという。
(写真は、欧州委員会PSF議長のファビアン氏)
タクソノミーをめぐる対立は、PSFの前……
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