香港政庁は近く、人民元建てのグリーン国債の発行を検討していることを明らかにした。香港はすでに2019年5月に初の同国債を発行しているが、人民元建ての同国債を発行することで、中国本土の企業や自治体等が香港市場で人民元建てグリーンボンドを発行する環境整備をする考えとしている。中国と香港のグリーンボンド市場の融合を促進する狙いともいえる。
人民元建てのグリーン国債発行の計画は、香港政庁の財政司庁(財務相相当)のPaul Chan(陳茂波)氏が明らかにした。香港は直近で米ドルとユーロ建てによる初のデュアルカレンシー・グリーン国債を30億㌦分発行した。
同ボンドはドル建ての10年債が10億㌦、5年債がユーロ建てで12億5000万ユーロ、20年債……
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