EU欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、2030年に向けて、再生可能エネルギー電力から水素を作る「グリーン水素」のコストを現行の約3分の1のkg当たり2ユーロ以下にできると明言した。同時に、グリーン水素の生産拠点については、半分をEU域内か周辺国で展開することで、エネルギー安全保障に配意する姿勢も示した。
29日からEUで始まった「欧州水素週間(European Hydrogen Week)」の初日に講演して明らかにした。
日本政府は、経済産業省が中心になって、アジアでの天然ガス等の化石燃料火力発電から製造する「グレー水素」や、CO2を回収・貯留するCCUS等を加味した「ブルー水素」等の開発を推進している。日本とEUの違いは「グリ……
申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。