HOME |EU欧州議会、EUグリーンボンド基準(GBS)の対象事業から、原発・天然ガスを除外。グリーンボンド市場取引の実態を反映。欧州委のタクソノミー議論と一線画す(RIEF) |
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 EUグリーンボンド基準(GBS)を審議中のEU欧州議会の修正原案で明らかになった。同案では、別途欧州委員会が進めるタクソノミーのDelegated Act(DA)に基づく気候関連事業の分類で焦点になっている原発と天然ガスについて、両方とも対象から除外した。原案では「現在のグリーンボンド市場の取引では、両事業は資金使途先になっていない」と指摘、市場慣行に従うべきとの姿勢を示した。

 

 GBS案は、対象となるEUグリーンボンドの資金使途をタクソノミーに基づいて確認する仕組みだ。だが、タクソノミーの制定作業は原発と天然ガスの扱いをめぐって作業が難航している。今週中にも欧州委の最終案が出る見通しだが、決着は来週半ばのEU首脳会議にもつれ込む公算が強い。

 

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