HOME10.電力・エネルギー |欧州委員会、2030年の温室効果ガス55%削減目標「Fit for 55」に向けた第二弾の政策パッケージ。ガスは天然ガスから水素等に転換促進、メタン削減強化、建築物の省エネ強化等(RIEF) |
EUキャプチャ

 

  欧州委員会は15日、EUの2030年の温室効果ガス排出量を90年比で少なくとも55%削減する目標「Fit for 55」の達成のための第二弾の政策パッケージを発表した。①域内で消費されるガスを、現行の天然ガスから水素やバイオガスなどの再生可能ガス・低炭素ガスに移行させる域内ガス市場規則等の改正案②エネルギー部門からのメタンガス削減規則案③建築物のエネルギー性能指令改正案、等が柱となる。欧州委は7月に第一弾として、排出権取引制度の(EU-ETS)の改正案や再エネ指令改正案等の政策パッケージを公表している。

 

 今回の政策パッケージは第一弾を補完する位置づけだ。 欧州委副委員長のフランツ・ティマーマン氏は「欧州は化石燃料のページを繰って、よりクリーンなエネルギー資源に移る必要がある。そのた……

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