EU欧州委員会は企業の環境・社会分野でのサステナビリティ対応を義務付ける「コーポレート・サステナビリティ・デューデリジェンス指令(CSDD)案」を公表した。EUの大企業およびEU域内で活動している一定規模の非EU企業は、気候変動や生物多様性保全等の環境面での法令対応や注意義務等の遵守のほか、人権等の社会面についても同様の対応を企業の経営方針に盛り込むことを求める。各国当局が企業の対応をサプライチェーンを含めてチェックし、場合によれば罰則の適用も想定している。成立すると、EU以外の国への影響も不可避だ。
EUでは欧州理事会が2020年末に、グローバルバリューチェーンに共通するサステナブル・コーポレート・ガバナンスの法的フレームワークの制定を、翌21年3月には欧州議会もバリューチェーン……
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