シンガポールは2050年ネットゼロ目標に向けて、国内での炭素税を現行のトン当たり5シンガポール㌦(約427円)を、24年か25年には5倍の25㌦に、その後も段階的に引き上げ、30年には50~80㌦にする方針を明らかにした。炭素税の支払いにカーボンクレジットの活用も認める。また脱炭素コストが上昇する炭素集約型産業や貿易関連産業の短期的な競争力維持のため、2024年までにこれらの企業に排出枠等を割り与える「トランジションフレームワーク」を設定するとした。
(写真は、2022年度予算案で、炭素税の段階的引き上げを宣言するウォン蔵相)
ローレンス・ウォン蔵相が予算案演説で述べた。シンガポールでは2019年に炭素……
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