HOME |ドイツ連立政権のハベック副首相、ウクライナ紛争長期化の場合、ロシアからの天然ガス等の禁輸が続く可能性から、年内に完了予定の「脱原発」政策の延長も選択肢と認める(RIEF) |
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 ロシアのウクライナ侵攻によって、西側諸国による対ロ経済制裁が広がる中で、逆にロシアの天然ガス等の輸入が困難になることを想定し、ドイツでは今年中に完了する予定の脱原発を先送りする可能性がでてきた。シュルツ連立政権の副首相で脱原発を推進してきたグリーン党のロベルト・ハベック氏がその可能性を否定しない発言をした。ウクライナ紛争が長期化した場合の「現実的な」選択肢の一つとして議論されそうだ。

 

 ハベック氏の発言は27日の国営テレビでの番組に出演した際に出た。同氏は、経済・エネルギー相を兼任する。ドイツは昨年末に3基の原発を閉鎖し、残る稼働原発は3基。これを年内に閉鎖するのはすでに予定通りだ。脱原発後の発電源は、再生可能エネルギーを軸に、天然ガス、一部石炭等を併用し、2030年までに温室効果ガス……

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